ノートPCでDTM・DAWをする際の失敗しないハードディスクの選び方

外付けハードディスク(HDD)に必要なスペックとは?

DTM・DAW用外付けハードディスク(HDD)に必要なスペックとは?


 

外付けハードディスクに必要なスペックとは?

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前回はノートパソコンの内蔵HDDに必要なスペックとは?について述べましたが、今回は外付けハードディスクに必要なスペックです。

解りやすく前回の冒頭をもう一度下記に載せておきます。

DTM・DAW用内蔵ハードディスクには、どんな性能が要求されるのでしょうか?
ますは、ハードディスクの役割を少しおさらいしておきましょう。

  1. OS用として
  2. 楽曲制作用として
  3. 楽曲データ保存用として
  4. 楽曲データ保存用のバックアップとして

DTM・DAW用ハードディスクにはこのような役割があります。そして、これらの役割を4台のハードディスクにそれぞれ分担させると本サイトではご紹介しました。

 

次にその1つ1つの役割に対して、求められる必要なハードディスクのスペックについてご紹介していきます。


今回は3と4の外付けハードディスクを見ていきましょう。

 

外付けハードディスクの必要なスペック

楽曲データ保存用HDD

外付け 必要回転数:5400rpm 必要容量:500GB程度

楽曲データ保存用バックアップHDD

外付け 必要回転数:5400rpm
必要容量:楽曲データ保存用ハードディスクの容量以上

楽曲データ保存用外付けハードディスク

回転数

保存し、楽曲データを蓄積させていく場所ですので、頻繁にアクセスするわけではありません。ですので5400rpmでも充分ですが、楽曲の出し入れを迅速に行いたい方は7200rpmに変更するのが良いでしょう。

 

iTunesの曲データなどもデフォルトのOS用ハードディスクに保存するのではなく、ここに入れる事で、完成したオリジナル曲をiTunesに入れる際、ハードディスク間をまたがずに済むのでファイル移動も迅速に行えます。何より「曲が入っているハードディスク」として解りやすいファイル管理が出来ます。

 

容量

DTM・DAW用ハードディスク選びで、一番避けたいのは、デッドスペースを作る事です。いつまで経っても空いている容量というのはコストパフォーマンス的に非常に不利です。制作スピードにもよりますが、あまり多過ぎる事の無いように注意しましょう。そして、ここにはミラーリングディスクの導入をお奨めします。

ミラーリングディスクとは
RAID(レイド)システムと呼ばれる書き込み方式の一種で、複数台のハードディスクを組み合わせ、仮想的な1台のハードディスクとして運用する仕組みの事です。RAID0、RAID1、RAID5と代表的なレベルがあり、その中でRAID1がミラーリングと呼ばれるものです。

 

同一のデータを複数のディスクに同時に書き込み、一方のディスクが故障しても、他のディスクで処理を続行できるようにし、偶発的な故障に備えるというわけです。通常は2台のディスクを使って行います。

 

 

楽曲データ保存用バックアップハードディスク

容量や回転数に関しては表のとおりです。
また、こちらも回転数は出来れば7200rpmがおススメです。

ここは完全にバックアップのみに徹する場所です。データの追加やデータの移し替え、つまり書き込み、読み込みは行っても、書き換えはしません。そういう点では、この役割はCD-R、DVD-R、Blu-ray等のメディアに随時任せても問題はありません。予算と相談と言ったところでしょうか?

 

よりプロフェッショナルを目指すのであれば導入すると良いでしょう。そして、ここからDVD-R等に落としていくと、2重3重のトラブル予防策となります。
また、ここにTime Machine(タイムマシーン)やワイアレスでバックアップをしてくれるTime Capsule(タイムカプセル)などを導入すればさらに突発的なトラブルを回避できるようになります。

Time Machine(タイムマシーン)とは
Mac OS X Leopard(Mac OS X 10.5)から搭載された自動的にバックアップをしてくれる機能です。通常のバックアップソフトとは少し傾向が違い、ファイルやフォルダだけでなく、環境設定やユーザアカウントなどシステムの状態をそのまま丸ごとバックアップするというのが特徴です。

 

バックアップ作業は自動的に1時間に1回行われ、前に保存した状態からの差分をバックアップしてくれます。それは24時間保存され、24時間を過ぎると1日単位の管理に変わります。次に1日単位のバックアップは1ヶ月間保存され、またそれを過ぎると今度は週単位の管理に変わります。

 

このように永続的に保存されていきます。後から指定した日や時刻の状態に丸ごと戻したり、特定の過去のファイル状態を検索して呼び出したり出来ます。Time Machineを利用するにはディスクがHFS+形式でフォーマットされている必要があり、ハードディスク以外でも、USBメモリなどで利用することができます。

Time Capsule(タイムカプセル)とは
Time Machineのネットワーク版であり、複数のMac間で同様の事が行える様になります。

DTM・DAW用ハードディスク構築システム全体像

 

これまでの流れを解りやすく画像にまとめましたのでご覧ください。

 

DTM・DAWハードディスク構築全体図

以上、前回「ノートパソコンの内蔵HDDに必要なスペックとは?」と合わせて、スペックについて少し深く掘り下げてご紹介してきましたが、大切なのは主旨と役割をハッキリさせるという事です。保存のみの場所で音楽制作を行ってはいけませんし、制作用の場所にいつまでも楽曲を残したままと言うのは賢明ではありません。

 

DTM・DAWを構築したての初めの頃なら、まだ良いのですが、徐々に曲数やオーディオデータが増えるにしたがって、ファイル管理が脆弱になっていきます。「残っている、残っていない」だけはハッキリしているのですが、どこに何を保存したのかがわからなくなるのです。また、同じ楽曲が2つ存在するという不可解な事にもなってきます。

 

そうなるとファイルを開かなければどちらが新しいデータなのかがわかりません。それにハードディスク容量の無駄遣いにもなります。歯磨きのほんの5~10分の時間を惜しんで磨かずにいると、結局虫歯になって歯医者に通わなければならなくなります。時間もお金ももったいないわけです。

 

こういった事態を招かない為にも音楽制作に効率的なロジック(仕組みづくり)を癖付て、出したいときにすぐ出せる、ファイルが壊れてもバックアップがある、このようなファイル管理を心掛けたいものです。

 

次項は、ハードディスクの転送速度について述べていきたいと思います。

 

次項「外付けハードディスク(HDD)の転送方式は何がいい?」へ進む

 

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